東京で魚・鮮魚・水産専門市場なら足立市場、地図や市場の仕組みの紹介
- 「足立市場(あだちしじょう)」は東京都足立区千住にある魚市場です。
都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場として、豊富な知識と高い技術を持つ多くの水産業者が集まっています。松尾芭蕉「奥の細道」の矢立初めで有名な千住大橋のすぐ近く、隅田川と国道4号線に面しており、交通アクセスの良い便利な場所にあります。
その立地を生かし、城北地域の拠点市場として水産物を供給。地域密着型の市場だからこその親身な接客も喜ばれています。
また関連事業者として、青果や精肉、加工食品などのお店も敷地内にありますので水産品以外のご購入もぜひ、気軽にご来場ください。
場内地図
※車でお越しの際は近隣駐車場をご利用ください。 「近隣MAPはこちら」
施設の規模
- 1市場敷地面積:42,675㎡
- 2建物面積:26,354㎡(延面積)
- 3駐車台数:510台
- 4主要施設:
卸売業者売場・仲卸業者売場
関連事業者営業所・冷蔵庫
駐車場、買荷保管所、事務室等
令和2年度 取り扱い状況
- 1取扱数量:12,240トン
- 2取扱金額:12,400百万円
- 3開市日数:260日
足立市場の成り立ち
- 天正年間(1580年頃)
千住宿の青物市場として
天正年間から存在 - 天正年間(安土桃山時代頃)、川魚・青物・米穀を中心に始まったとされる足立市場。奥州・常陸に通じる街道の大切な拠点として栄え、神田・駒込と並ぶ江戸三大青物市場の一つとして幕府の御用達となりました。
- 昭和17年
施設整備の開始 - 東京都は、現在地(千住橋戸町)を買収、施設の整備をはじめます。
- 昭和20年
東京都中央卸売市場
足立市場の発足 - 1945年(昭和20年)2月11日、現在の場所である千住河原町にて、「青果市場荷受組合」と西新井村本木町にあった「東京北魚市場」を収容した総合市場として足立市場が発足しました。
- 戦災での施設全焼
- 4月13日、開場後わずか62日目に戦災にあい、施設が全焼したために木造での営業を余儀なくされました。
- 昭和43年
新施設の建設 - 戦後から市場整備のための用地買収が行われ、昭和43年から新しい施設の建設が始まりました。
- 昭和54年
水産物専門の市場に転換 - 取扱量の増加に伴って施設の狭隘化が著しくなったため、青果部門を昭和54年9月17日に足立区入谷(北足立市場)に分離・移転。ここから足立市場は水産物の市場として改めて発足し、現在に至っています。
- 現在
- 都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場として、日々仕入れ業者様や一般のお客様が集まり賑わいをみせています。取り扱っている水産物は、まぐろ類が約8%、鮮魚が約30%、残りの62%は冷凍品や塩干加工品など。小さい単位での卸売りを行う店もあるなど、買出人が購入しやすい市場です。